2026/02/22 08:12
そろそろ制服を新しくする時期ですね。
背が伸びてサイズが合わなくなったり、春から新生活が始まったり。
お店に並ぶ真っ黒な制服を見ると、「ああ、そんな季節か」と感じます。
最近はブレザーの学校も増えました。
軽くて動きやすく、デザインも今風。時代に合った形だと思います。
それでも、やっぱり存在感があるのが学ラン。
ところで、この「ラン」って何かご存じですか。
実はこれ、オランダ(和蘭・らん)に由来するという説が有力なんです。
江戸時代、日本が交流していたヨーロッパの国は主にオランダでした。
そのため当時は、西洋風のものをまとめて「和蘭(らん)」と呼ぶことがあったと言われています。
西洋風の学生服
学生+ラン(オランダ風)
それが「学ラン」
という流れです。
でも、ここが少し面白いところ。
今の黒い詰め襟スタイルは、明治時代にヨーロッパの軍服を参考に作られました。
特に影響を受けたとされるのが、ドイツ や フランス の軍服です。
つまり、呼び名のルーツはオランダ説。
デザインのルーツはドイツやフランス。
少しミックスされた歴史なんですね。
言葉は自然に広がり、文化は重なり合う。
きれいに一本線ではないところが、また面白い。
ブレザーが増えた今でも、学ランには独特の「背筋が伸びる感じ」があります。
黒い詰め襟に袖を通すと、なんだか少し大人になったように見える。
それはきっと、軍服をもとにしたデザインの影響もあるのでしょう。
新調のこの時期。
サイズを合わせながら、少し照れくさそうに立つ姿。
その一着の中には、江戸時代の国際交流も、明治の近代化も、ヨーロッパ文化の影響も、ひそかに詰まっています。
ただの制服。
でも、少しだけ背景を知ると、見え方が変わる。
そんな小さなトリビアでした。